自分を見つめる

ここ大阪芸術大学には、様々な個性を持った学生たちが集う。イラストを描くのが得意な人、音楽が好きな人、何か１つの作品を追求する人…。勿論、技術的なものだけではなく、とにかく明るい人、自分に自信が持てない人等、実に多くの学生たちが存在する。
芸術を志す者たちとして、学生ひとりひとりがそれぞれ自分の個性や世界を持っているだろう。しかし、それだけで満足していないだろうか。それで満足していて良いのだろうか。
　 今の学生には、自分が自覚している以上にもっと良い物を持っている人もいれば、欠点がある人もいるだろう。そう、まだまだ私たちには大きな伸びしろがある筈なのだ。 　周りと自分には一体どんな違いがあるのか。一度自分と向き合ってみてほしい。

『くらべる』ということ

　『くらべる』という行為は、自分自身を見つめ直すきっかけになる。くらべることで何が良くて、何がダメなのか。それを様々な視点から見ることにより、改めて自身の特徴、個性が見つかることだろう。その中には自分が気付いていたものもあるだろうし、気付いていなかった新たなものもある筈だ。そして、それに気付くことで自分に新たな可能性を見出だすことができるだろう。くらべるということは、自分を成長させるきっかけとなる行為である。

新たな自分へ

　この大阪芸術大学には１４もの学科が存在する。学園祭とは、その学科に在籍している多くの学生が一堂に集い、普段の活動の成果を発表する場である。そこでは普段目にすることのない様々な特技や活動を見ることができる。同じ分野を専攻して学んでいる人が複数いたとしても表現方法や技法は違う筈だ。勿論、同じ分野だけではなく、他学科の学んでいること、その他にサークルや学外で活動している人等、大阪芸術大学に存在している学科の数以上の様々な分野の企画を見ることができる。つまり学園祭には、普段の自分の生活からかけ離れた非日常的な、普段味わえない、感じることができないものが多く存在するのだ。そして学園祭という２日間の短い時間の中で、自分のやりたいこと、今までの集大成を発表する。これ程本気になる学生が多く集まる場は、大阪芸術大学においてこの学園祭以外存在しない。
　その中で、学園祭に存在するものと自分をくらべてみる。学園祭でくらべる対象は自分の専攻している分野でも、全く違うものでも、何だっていい。学園祭で様々な分野で頑張っている人、輝いている人、作品を見て、くらべて、自分の現状を浮き彫りにさせることで、自分の長所、短所のみならず、様々な個性が見つかる筈だ。『くらべる』ということは、優劣をつけるだけで終わりではない。そこから長所を伸ばしても良い。時には、自分の見たくなかった現実を突きつけられることもあるだろう。自分の欠点を見つけた時こそ、目を背けず立ち向かって欲しい。そこから、自分の更なる発展へと繋げる鍵を見つけることができるだろう。

この学園祭は、あなたを大きくさせるきっかけに溢れている。

※当日は非常に混雑が予想されます。お車でのご来場はご遠慮ください。
※ご来場の際は、公共交通機関・大阪芸術大学無料スクールバスをご利用ください。
〒５８５－０００１　大阪府南河内郡河南町東山４６９　大阪芸術大学